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八尾高安バラタナゴ保護活動

農体験

 「ニッポンバラタナゴは、大阪府八尾市、香川県東讃岐地区、九州北部、奈良県の一部のみに生息するコイ科の小型淡水魚です。オスは繁殖期に綺麗なバラ色の婚姻色(こんいんしょく)に体が染まり、この色がバラの花のように美しい事が名前の由来です。また、メスは卵を生きた淡水二枚貝のエラの中に産みつける不思議な生態をしています。

……しかし、このニッポンバラタナゴが現在絶滅の危機に瀕しているのです。                                                 ※環境省指定の絶滅危惧種ⅠA類
NPO法人 日本バラタナゴ高安研究会 ホームページより引用)

 八尾市に30年弱在住していながら、こういう活動について全く知らなかったので、高安山の森林整備をきっかけに、日本バラタナゴを保護している活動も見学に行ってきました。屋外で魚を保護することについては大変興味があるためワクワクしています。

 用水路から水を引き入れるのですが、農薬が入る恐れもあるため、注意が必要だそうです。一度農薬が入ってしまったときはかなりの被害が出てしまったとか。現在は稚魚が多く生まれていて、活発に動いていました。

 先月に大方の作業は済まされてたようなので、今回は産卵の確認でした。2枚貝の中に卵を産むバラタナゴですが、稚魚が貝を食べるのではなく、産卵床にするそうです。この貝を食べてしまうのが、アライグマやヌートリア、ザリガニだそうで、次回はザリガニのもんどり捕獲を行うそうです。自然界って色々とありますね。調査員の方々は兵庫県から来られてるそうです。

中学生の調査員の方も来ていて、3人で追い込みをしてやっと捕獲。きれいなバラタナゴを見させていただくことができました。

午後からは、高安で廃校になった学校を博物館として再利用している「きんたい廃校博物館『きんぱく』」へ行ってきました。「きんたい」とはバラタナゴの呼び名だそうです。バラタナゴ以外にもいろいろなお魚さんたちがいました。小さい子供たちから高校生など大盛況でした。

 そもそもこの活動の原動力となっているのが、里やま商店で地元のいろいろな食材、商品を出されている加納さんご夫婦。森林整備から自然農、バラタナゴの育成から、河内木綿を受け継ぐための綿花栽培など、地域のために様々な活動をされています。里やま商店では米粉を使ったきんたい焼きが絶品!ぜひ一度ご賞味ください。

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