食事の質へのこだわり
「筋肉をつけるためには肉を食す必要があるのか?」
運動指導においてもトレーニングをした後にプロテインを摂ったり、肉を摂ったりということが推奨されています。数年前に20歳の男性アメリカ人ダンサーのホストファミリーを受けたことがありますが彼はヴィーガンでした。こちらから提供した食事は野菜のみでしたが、彼と銭湯に行ったときに体を見ると素晴らしい筋肉質でした。また、笹しか食べないパンダはものすごい力を発揮します。パンダは筋肉をつけるためにたんぱく質を摂らなくてもいいということになります。何が体の中で起こっているのか。マクロビオテックによると腸内でたんぱく質への変換が行われているとのことでした。いろいろと調べていくと日本人は米、塩、水だけでも十分に筋肉、スタミナがつくそうです。「土を喰らう:向中野義雄著」という本に一例が紹介されていました。ドイツ人の医者が来日した際、3日間カゴで運ばれて移動したそうです。休憩で握り飯だけを食べる人夫達のスタミナを心配した医者は肉を与えたそうです。人夫達はおいしいおいしいと喜んで食べていましたが、次の日にはバテてしまい元の握り飯に戻したそうです。私も試合間ではおにぎり中心に食べるようにすると体調も維持でき、スタミナも問題ない感じがします。
現在は肉を控えめにしていますが、たまに焼肉に誘われていく時があります。翌日は便が緩かったり、腹痛を起こすことがあったので、これは体調の問題なのか、肉の質の問題なのかを考えるようになりました。体調が問題だとすると腸内環境の改善をしていく必要があります。しかし食している肉の質に関しては生産者や生産状態などの情報があまりありません。そこで長崎県の森川牛に出会うことになります。

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